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メディア掲載履歴

フォーラム顔学2017
活動報告

フォーラム顔学2017
日時:2017年9月9日(土)、10日(日)
場所:関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス

今年も昨年に引き続き,日本顔学会の年次大会「フォーラム顔学」のデモセッションにて,若手交流会の活動紹介を行いました.今回はデモ発表と作品展示が同一のフロアで実施され,ユニークな作品展示を眺めながらの発表となりました.また,今回は初めての企画として若手交流会有志メンバーによる研究紹介を別途,ポスターセッションにて行いました.

【発表内容】

  • 直近1年の若手交流会の活動
  • フライヤー,名刺の配布
  • 有志メンバーによる研究報告
フライヤーや名刺のデザインには昨年と同様,非常に高い評価をいただきました.活動内容に関してもたくさんの方に興味をお持ちいただけたと思います.

有志メンバーによる発表では,普段は別々の分野で活躍している若手交流会メンバーが集まり,共同で行った研究成果を発表しました.タイトルは「CM起用社数上位タレントの顔は流行を作り出すか」です.過去10年間におけるCM起用社数が上位のタレントの顔から年ごとの平均顔を作成し,平均顔とそれらに対する印象評価の推移,検証結果を報告しました.発表時には非常に多くの方と議論をさせていただき,たくさんの方にご興味をお持ちいただけました.

またイブニングシンポジウムでは,2017年流行の芸人:ブルゾンちえみ with Bに扮した若手交流会メンバーが壇上に上がり,交流会の活動や今後の目標について発表いたしました.会場の皆様にもお楽しみいただきながら,若手交流会の和気あいあいとした雰囲気を深く感じ取っていただけたのではないかと思います.

そして,今回のフォーラムでも顔学会若手交流会の活動を支援してくださるスポンサー様との新たな出会いがありました.
若手交流会も早いもので5周年を迎えますが,これからも頑張っていきたいと思います.


有志活動 美術館見学会&プチワークショップ
アルチンボルド風の顔を作ろう

実施者:福富大介
日時:2017年7月17日(土)
場所:bunkamura ザ・ミュージアム,国立西洋美術館,東京大学

2017年7月17日(土),有志活動として美術館見学会とプチワークショップをまとめて実施しました.
2017年は奇想な絵画が多数来日する当たり年で,ブリューゲルやボス,アルチンボルドなどの展覧会が開催されています.そこで,奇想な絵画を鑑賞し,その熱が冷めやらぬうちに自分も奇想な顔を作ってみるワークショップを企画しました.

まずは,ブリューゲルやボスを生んだフランドル地方出身者の作品を集めたbunkamura ザ・ミュージアムの「ベルギー奇想の系譜」と,奇妙な顔の絵画で有名なアルチンボルドにフォーカスした国立西洋美術館の「アルチンボルド展」を鑑賞しました.

その後昼食をはさみ,東京大学の一室で花のシールを使ったワークショップ「アルチンボルド風の顔を作ろう」を実施しました.思い思いの顔を作る参加者の表情は真剣そのもの.気が付けば予定時間を延長するくらいに集中力を発揮していました.

できあがった作品もその熱量にふさわしい力作ぞろい.中には後日作品を完成させた方もいらっしゃいました.

花のシールと黒い紙を用意すれば,誰でもアルチンボルドのような作品を作ることができますので,ぜひ皆さんもお試しください.想像以上に集中できると思いますよ.


近鉄百貨店「縁活」共催ワークショップ
こどもミュージアム パパパパラダイス

実施者:武藤祐子,牛山園子,瀬尾昌孝
日時:2017年6月18日(日)
場所:近鉄百貨店本店・あべのハルカス:7階

2017年6月18日(日),近鉄百貨店本店・あべのハルカス7階にて開催された,父の日の特別企画「パパパパラダイス」にてワークショップを開催しました.

今回は父の日企画ということで,“お父さんとお子さんに一緒に楽しんでもらえる・お子さんの成長を感じられるワークショップ”をテーマに企画を実施しました.本企画では親子でフォトプロップス作りを体験してもらうとともに,完成したフォトプロップスを使用して,ご家族で写真撮影を行ってもらえるフォトブースを出展いたしました.フォトブースの作成では縁活ボランティアの皆様にもお手伝いいただき,非常に立派なブースを使用することが出来ました.

器用にハサミを使用してワークショップに取り組むお子様に,お父様からは驚きの声があがっておりました.フォトブースでは,スマートフォンによる撮影以外にチェキを使用した撮影も行い,思い出としてお持ち帰りいただきました.

今回の企画では,お子様と一緒に写真を撮られるお父様の笑顔が非常に印象的でした.はじめて父の日を祝ってもらった,というお話を複数の方からうかがうことが出来ました.
今回のワークショップがお父様とお子様にとって,一つの思い出になると嬉しいです.

第2回 若手科学者サミット
「日本顔学会 若手交流会の取り組み」紹介

実施者:高橋翠,牛山園子
日時:2017年6月2日(金)
場所:日本学術会議講堂

日本学術会議 若手アカデミー 若手科学者ネットワーク分科会主催 第2回若手研究者サミットに参加してきました.サミットでは各学会の若手グループのポスター発表も行われ,私たち日本顔学会若手交流会も他学会の若手グループと交流・意見交換をしました.
参加者からは,特に実践者との交流が活発であること,他の学会の活動は主に渡航費助成や研究会を中心とした活動を行う中,見学や体験活動を含む多様な活動を行なっていること,独自に応援団(スポンサー)制度を設けて運営費の捻出を行っていることについて関心をお持ちいただき,自分たちの今後の活動の参考にしたいというコメントも多数いただきました.

他学会の若手の会では学会本体と協力しながら若手研究者の育成(研究費補助や発表の場の提供)に力を入れていることがわかりましたので,顔学会若手交流会でも次世代の研究者育成に力を入れていく必要があるのではないかと感じました.

今回の会合を通じて他の学会は特定の領域に特化したものである中で,顔学会の良さや独自性は研究領域の多様性であることを再認識しました.
特定領域に閉じた先鋭化された”知”ではなく,他の領域との融合や協働を通じた新たな領域創出を目指す顔学会で若手の活躍や育成を支援していく際には,他の若手の会とは異なる方法・視点が必要なのではないかと考えられます.
この点については若手交流会に持ち帰り,メンバーと共に考えていきたいと思います.

第13回定期交流会
プリントシール機に学ぶ若年女性の顔文化

講師:稲垣涼子(フリュー株式会社),久保友香(東京大学)
日時:2017年3月12日(日)
場所:フリュー株式会社1階プレスルーム

2017年3月12日(日),フリュー株式会社1階プレスルームにて,第13回若手交流会が開催されました.初めての企業様での定期交流会開催で,24名がご参加くださいました.まず初めに2017年から変更となった運営体制についての説明と,前代表の中州さんからのご挨拶がありました.


今回はフリュー株式会社の稲垣涼子さん,東京大学の久保友香さんを講師として迎え,「プリントシール機に学ぶ若年女性の顔文化」,「シンデレラテクノロジー:日本の女の子たちの盛る技術」という2つの講演が実施されました.プリントシール機における顔画像の美顔補正に対するニーズの変遷や,“盛りの法則”,若年女性がプリントシール機を利用するモチベーション等について紹介頂きました.歴代のプリントシール機による補正を比較すると,色味の再現性・画質の鮮明さ・立体感等で進化が見られるほか,補正ニーズの変化の過程が線形に推移しているというお話があり,新鮮な驚きがありました.意外なことに爆発的なヒットを記録した機種も,その変化の一過程であったというお話でした.またプリントシール機の利用者は「異性にモテたい」といった明確な目的があるのではなく,自己表現の一種として利用しているというお話がありました.自身を最も魅力的に写すためにトレーニングを積む女性もいるそうです.



また,講演の途中にはフリュー様のプリントシール機を使用して,参加者に最新のプリクラを体験いただきました.近年はニーズが多様化しており,機種ごとに写りに特徴があるというお話でした.中には証明写真にも使用できるプリントシール機がありました.



その他,各種活動として有志企画「自撮り系アプリで遊ぼう!」の報告や,6月以降に開催予定のアンチンボルド展見学会の紹介がありました.今回から運営体制が変更となりましたが,これまで同様,顔にまつわる興味深いテーマをどんどん発信して行きたいと考えておりますので,皆様,是非ご参加下さい.


第12回定期交流会
全ては顔にかいてある!?‐微表情から察する感情と認知‐

講師:清水建二 (株式会社空気を読むを科学する研究所)
日時:2016年12月18日(日)10:00-13:00
場所:東京大学本郷キャンパス 図書館棟西3階大会議室

2016年12月18日(日), 東京大学本郷校舎にて第12回若手交流会が開催されました.
参加者は初参加の8名をお迎えし24名でした. 最初に代表の中洲俊信さん(株式会社東芝)より, 創設5年目を迎えた若手交流会の紹介がおこなわれました. 続く自己紹介では, フォーラム顔学2016で関心をお持ちになり来てくださった方, 何年も前から来たいと願っておられた方や, ゼミでの研究から関心をお持ちくださった大学生の方など,「顔」という共通テーマのもと様々な分野の方の紹介をお聞きできました.

今回の講師は株式会社空気を読むを科学する研究所の清水建二さんです.
講演のテーマは「全ては顔に書いてある!?‐微表情から察する感情と認知‐」と題して微表情という現象について紹介していただきました. またワークショップでは, 微表情に気づき微表情をどのように活用すればよいかについて具体的な事例とともに考えることができました. 微表情とは、抑制された感情が無意識のうちに瞬間的に表れては消え去る微細な顔の動きのことを言います. まず, 様々な動画を通じて微表情の実例を体感しました.「こんなところに抑制された感情の痕跡が現れるの!?」という驚きの中に微表情のリアルを感じとることができました.


続くワークショップでは, 話し相手の顔に「熟考」の微表情が浮かんだら?食事中のお客様の顔に「嫌悪」の微表情を見つけたら?自分の企画が「軽蔑」の微表情とともに拒絶されたら?を事例に, 相手の抑制された感情=微表情に気づいた時の適切なリアクションを考えました. いかに相手の抑制された感情をサポートするか, 感情の流れを円滑にするか, という目的に沿い様々な感情への対処法をディスカッションしました. 最後に表情分析の未来についてお聞きし, 表情・微表情を自動検出できるAIの登場が私たちのコミュニケーションをどう変えるのか考えてほしいと講師の清水さんより宿題が提出されました.
微表情が織りなす多彩な感情世界の彩りと未来について知ることができ有意義な時間となりました.


活動報告では, 牛山園子さん(フェイスストレッチング協会)が, ヒューマンインタフェースシンポジウム2016にて「真剣WAKATEしゃべり場!」のワークショップの様子を報告しました(詳細はこちら) . そして福富大介さん(会社員)より「フォーラム顔学2016」でのポスター発表, ロゴマーク展示, 口頭発表, 懇親会で「若手の野望」発表の様子が若手交流会のFacebookページの写真をとおして報告がありました. 最後に前島謙宣さん(会社員)からの報告は若手交流会ロゴマーク完成までの道のりについてでした. 約1年をかけて遂に完成したロゴマークを「フォーラム顔学2016」にて展示できたことは大きな喜びとなりました.


次回の交流会は3月頃を予定しています. 皆様のご参加を心よりお待ちしています.

フォーラム顔学2016
活動報告

フォーラム顔学2016
日時:2016年11月19日(土)、20日(日)
場所:東京藝術大学 上野キャンパス

年1回開催の日本顔学会の学術大会「フォーラム顔学」のポスターセッションにて,若手交流会の活動を紹介させていただきました.今回は2階の教室でゴブリンワークショップや,ポーラ文化研究所の方々の隣で発表を行いました.

【発表内容】

  • 最近の若手交流会の活動
  • フライヤー,名刺の配布
若手交流会は定期交流会を中心に活動しているのですが,今回はその他に行った公印の作成,ロゴの作成,広報活動などが充実していて,昨年よりも盛りだくさんの発表となりました.


なかでも訪れた人に好評だったのはフライヤーの表紙が描かれた名刺です! この名刺は「持って帰りやすい」,「周りの友人に配りやすい」などのお声をいただき, 顔学会若手交流会の活動を、非会員の方々に広めるための施策として成功したと実感しました.


またこの場で、来年度の目標を発表させて頂きました. 昨年度は @交流会での新たな試みの継続 A積極的な有志活動を継続 B広範囲に広報 といった目標を掲げ,特にBに関しては,あべのハルカス,若手科学者サミットなど計5箇所での イベントに参加し大幅に達成することができたのではないかと考えます. これらを踏まえて来年度の目標は @定期交流会での多様性確保 A影響力のある有志活動を推進 B積極的な広報 とさせていただきました. 今年度はこの目標を達成し,昨年の質を落とさないような活動を行なって参ります.



今回のフォーラムでは、顔学会若手交流会の支援をしていただくスポンサー様が増えてきたことなどを通し、 私たちの活動に多くの方が期待してくださっていることを感じた場でした。 今後も引き続き頑張って参りたいと思います!




ヒューマンインタフェースシンポジウム2016 ワークショップ
真剣 WAKATE しゃべり場

ヒューマンインタフェースシンポジウム2016 ワークショップ
真剣 WAKATE しゃべり場
発表者:中洲俊信(株式会社東芝)、牛山園子(フェイスストレッチング協会)、
          高橋翠(東京大学)
日時:2016年9月6日(火)17:00〜18:30
場所:東京農工大学 小金井キャンパス12号館1216教室

ヒューマンインタフェース学会(HI学会)が主催の学術大会であるヒューマンインタフェースシンポジウム2016にて、若手の会3団体(HI学会若手の会、日本心理学会若手の会、当交流会)で「真剣 WAKATE しゃべり場」と題したパネル討論を開催しました。

既存の枠にとらわれない活動を目指している当交流会ですが、これまで学会活動は日本顔学会の範疇に収まっていました。今回、他学会との交流や連携を狙って当交流会から企画を打診し、HI学会若手の会が主催となって実施に至りました。開催概要はこちら

会場にはパネリストを含めて15名程度が集まり、熱い議論が交わされました。まずは、普段の活動や抱えている課題について各団体から紹介がありました。会の規模、歴史、運営体制も様々ですが、普段の活動も多様で、飲みながらTV会議システムで気軽に話し合う「Web飲み会」、学術大会でのラウンドテーブル、学会誌での連載、若手合宿など、我々にとっても参考になる事例ばかり。逆に、我々の活動(定期交流会やアウトリーチ活動など)も他の2団体には新鮮だったようです。


続いて、パネリストによる議論へ。どの団体も若手集めや運営の負荷を課題に挙げており、メンバー募集方法や運営のモチベーションについて議論が弾みました。各団体のモチベーションの源泉として、「若手が気軽に意見を発信できる場を作りたい」「学会の意思決定の場に出てくる若手を増やしたい」「キャリアを積む際のロールモデルを作りたい」「実践家と研究者が共に活躍できる環境を作りたい」といった問題意識が 共有されるとともに、各団体の運営上の経験談(苦労、どのように対応したか)も包み隠さず議論されました。聴講者からは、キャリアパスに悩む若手を鼓舞する若手の会のあり方などについてコメントをいただき、議論も尽きることなく盛況のうちに閉幕しました。

互いに知らない者同士で始めた企画でしたが、バックグラウンドも住んでいる地域も異なるメンバー(北海道〜京都・大阪)がTV会議による打ち合わせで準備を進め、一堂に会して意見を交わすにまで至ったプロセスは本当に貴重でした。互いに刺激し合って頑張ろうという仲間意識が芽生えましたし、学術界においても異分野若手連携は前例の少ない試みではないでしょうか。



閉会後は、聴講者も交えた懇親会へ。自由に意見が言い合えるうえに、参加者の素の部分も見えて、パネル討論とは違った良さがありました。各人が感じている問題意識や思いが強く、本当に真剣しゃべり場のような雰囲気でした。

最後になりましたが、受付に当交流会のフライヤーを置いていただいたり、イブニングセッションで宣伝の時間を設けていただいたりと、HI学会には本当にお世話になりました。当交流会にとって、学会の枠を超えた初めての連携企画となりましたが、今後も学会を超えた連携を目指し、既存の枠にとらわれない独創的な活動を展開していきたい所存です。



以下、パネリストの方々

  • ヒューマンインタフェース学会若手の会:北村尊義(立命館大学)、福森聡(関西学院大学)、國政秀太郎(大阪ガス株式会社)
  • 日本心理学会若手の会:鈴木華子(筑波大学)、小川健二(北海道大学)
  • 日本顔学会若手交流会:上記3名


第11回定期交流会
顔を描くこと

顔を描くこと
講師:中村衣里 (福島大学美術出身)
日時:2016年8月27日(土)10:00-13:00
場所:東京大学図書館棟西側大会議室

今回は久しぶりに参加された方と初参加の方4名を含んだ15名にご参加いただき, 和気あいあいとした雰囲気のなか開催されました. 今回は美術分野から,「顔を描くこと」についての話題提供と,「顔のマークづくり」ワークショップの2部構成で行われました.

前半は,「顔を描くこと」についてのお話でした.絵画作品などに「描かれた顔」はモデルの個性や内面,さらには理想像を表します. それらはイメージを発信するだけでなく, 鑑賞者あるいは描き手である私たちと向き合い, 対話する存在となります. 今回の講演では, 発表者の実体験を踏まえながら,顔を描くうえで重要な「目」についてのお話へと続きました.


後半には,「顔のマークづくり」のワークショップが行われました.「顔を研究する人のイメージ」をテーマに, 形で情報を表すグループ活動です.「目があれば顔になる」を基本的な考え方として, 楽しい雰囲気のなか, たくさんのマークが生まれました. 完成したマークの発表では, 深いテーマ設定のもの,ユニークなもの, 可愛らしいものなど様々なイメージが発表されました.

発表に合わせて行われた質疑応答では活発な意見交換が行われ「顔を描くときにどこから描くのか」「顔を描くと描き手に似てしまう」といったお話から, お化粧の実体験にまで話題が広がりました. 11月19-20日に開催される「フォーラム顔学2016」にて, 本交流会のロゴマークの完成発表展示を行います. 会場にてぜひご覧ください.

その他,各種活動の報告として, 顔学のアウトリーチ活動である「顔フェスタ2016」, 日本顔学会関西支部立ち上げに向けて発足した日本顔学会関西支部準備委員会の研究会報告, 若手研究者サミットポスターセッション参加報告が行われました. まだまだ新規メンバーを募集しておりますので, 是非,ご参加下さい.



第1回 若手科学者サミットポスターセッション
「日本顔学会 若手交流会の取り組み」紹介

第1回 若手科学者サミットポスターセッション
「日本顔学会 若手交流会の取り組み」紹介
発表者:中洲俊信(株式会社東芝)、山本泰毅(株式会社アイスタイル)、徐■哲(千葉大学)(※ ■は貝へんに兄)
日時:2016年7月10日(日)15:20〜16:30
場所:日本学術会議 会議室6-C(1)(2)(3)

日本学術会議の若手科学者ネットワーク分科会が主催する「第1回若手科学者サミット」にて、当交流会の活動紹介をしました。サミットという名のとおり、各学会の若手の会10団体から代表メンバーが集い、ポスターによる活動紹介や分野を超えた交流をしました。

一人での発表が多い中、当交流会は参加団体で唯一2枚のポスターを使い、3名体制で臨みました。また、ポスターでの説明だけでなく、活動紹介フライヤーも積極的に配布。分野の多様さ、実践家も含めたアウトリーチ活動、各種試みなど、当交流会の強みを伝え、勢いを感じていただきました。


女性率の多さとスポンサーシステムについては反響が大きかったようです。その他、「ポップなポスターやフライヤーは他学会に無い」「写真から楽しそうな雰囲気が伝わる」といったコメントもいただきました。多くの女性が運営に関わり、様々な試みを積極的に取り入れてきた当交流会ですが、このような場で改めて個性を感じた次第です。

他の団体の取り組みとしては、泊まりがけのキャンプや世界の人々との交流イベントなど、当交流会にとっても参考になる事例がありました。また、実用化とアカデミックさの方向性のずれによる学術界と産業界の乖離が出てきたという話もあり、各学会の課題も共有されました。

ちなみに、当交流会では運営委員が有志活動をすることが多かったのですが、今回は2名が運営委員外から積極的に参加してくれました。運営が厳しくなっていく若手の会が多い中、このように積極的な姿勢で一緒に楽しむメンバーがいるのは非常にありがたいことです。今後もチーム一丸となって顔学の可能性を広げて行きたい所存です。


今回発表したポスターは以下です。



第1回 日本顔学会関西支部準備委員会研究会
活動報告

第1回 日本顔学会関西支部準備委員会研究会 活動報告
日時:2016年7月9日(土)13:00〜18:10(懇親会18:15〜19:30)
場所:立命館大学 朱雀キャンパス1F 多目的室1
プログラム:こちらを参照ください。

  1. 招待講演
    • 運営委員:高橋翠による招待講演を実施
    • 心理学分野における顔の魅力研究について、自身の研究内容を交えつつ過去の研究を体系的にまとめて紹介



    今研究会では”美しい顔”を主要テーマの一つとしており、美容関連研究に従事する来場者が多かったこともあり、本講演は非常に多くの来場者に興味をお持ちいただけました。
    講演後のパネルディスカッションでも本講演内容に関して質問が出るなど、成功裏に終了しました。当日は心理学や感性に興味のある来場者が多く見受けられました。

  2. 若手交流会紹介
    • 運営委員:牛山園子、若手交流会メンバー:安藤圭佑さんによる若手交流会の活動紹介及びメンバー募集の案内を実施
    • 若手交流会紹介パネルを展示



    牛山から当若手交流会とその活動内容について紹介、安藤さんからは交流会参加経験者として感想を伝えたことで、より来場者に若手交流会の様子を理解していただくことができました。その後の懇親会では、若手交流会に興味はあっても「東京での開催では参加し辛い」というご意見が数件ありました。

    今回の発表資料はは以下です。



上記以外にも当日の受付業務や会場設営などを担当し、研究会の円滑な進行に大きく貢献しました。運営委員以外から安藤さんが参加してくださったことも大きな助けとなり、また若手交流会のアットホームらしさを伝えることができました。

また、次回以降は受付で交流会の参加案内を配布するなどしても良いのではないかと、輿水先生からご意見をいただきました。

近鉄百貨店「縁活」共催ワークショップ
カオフェスタ 2016 〜顔× 魅力Up〜

カオフェスタ 2016 〜顔× 魅力Up〜
実施者:牛山園子、瀬尾香代子、武藤祐子、瀬尾昌孝、安藤圭佑
日時:2016年7月8日(金) 13:00〜17:00
場所:近鉄百貨店本店・あべのハルカス:8階 街ステーション

今回のワークショップは“顔× 魅力UP”!をテーマに「カオフェスタ2016」として行いました。 (http://en-katsu.info/


今回の活動は、

  1. 顔の魅力UPにまつわるワークショップを実施することにより、
    顔学を「深める」「広める」活動。
  2. 「顔学」の面白さを一般の方々に伝えるアウトリーチ活動。
  3. 顔にまつわる若手研究者や顔に関わる実践家による活動。

といった目的で実施されました。
※日本顔学会若手交流会の活動の紹介として会場の一角を使用したポスター展示も行いました。


ワークショップ当日、化粧、表情筋、フォトプロップスのアプローチによる「顔の魅力Up」ブースを3か所に設置しました。化粧ブースでは、講師が実際にメイク施術を行い魅力UPするためのワンポイントメイクの体験を実施しました。また、表情筋ブースではストローを使用した笑顔の作り方と,フェイスストレッチング(表情筋を柔軟にする体操)体験を、


そして、フォトプロップスブースでは、顔のパーツをした小道具やアニメのキャラクターに変身して写真撮影をする体験を実施しました。


参加された方々から、

  • 化粧ブースについては、「眉のカーブでイメージが変わったのが分かった(50代女性)」、「眉が薄いだけで老けた。眉の濃さで若くなるのが分かった(?代女性)」、「片方の眉は自分のまま、片方だけ描いてもらって半顔ずつ見ると違いが凄く分かり面白かった(?代女性)」とのご感想をいただきました。
  • 表情筋ブースについては、「口角をあげる意識はしていましたが、頬をあげると良い笑顔になるのですね(40代女性)」「楽しくて笑顔が更にUPしました(60代女性)」「縁活のプログラムをみて楽しみにしてきました。毎日エクササイズを続けます(50代女性)「口角が下がっていましたが笑顔のトレーニングのおかげで笑顔を取り戻すことができました(40代男性)」「写真を撮るといつも笑えていないので今日は勉強になりました(20代女性)」などのお声をいただきました。
  • フォトプロップスブースについては、「(アニメのキャラクターになり切って)懐かしい気持ちになりました(50代女性)」、「コスプレをしている気分で楽しかった(40代女性)」、「折角の機会なので、派手なフォトプロップスにチャレンジしました(50代女性)」、「色々なバリエーションの体験が出来て面白かった(40代男性)」、「みんなで盛り上がれた(50代女性)」などのご意見を頂きました.

他にも、若手交流会のリーフレットや名刺に使用しているイラストのデザインが「かっこいい!」というお声をたくさん頂きました!


また、このような活動は、我々交流会のメンバーにとっても貴重な学びの場となっており、参加したメンバーからも次のようなコメントが寄せられました。

  • 「今回、初めてイベントに参加させて頂きました。来場頂いた方々が、体験を終えた後に、顔の印象って短時間でも結構変わるものなのですね,と驚いてらっしゃったのが印象的でした。皆様、満足してお帰りになっており、顔学の面白さを「深めて」、「広める」という今回の目的は達成出来たと感じております。今回のイベントに携わらせて頂き、本当にありがとうございました。」
  • 「平日の午後、8階という立地でフロアの来場者数自体が少ない状況でしたが、縁活常連者の方だけでなく、本企画の告知を見てわざわざ来場くださった方々もいらっしゃいました。また、お一人お一人がしっかり時間をかけて体験していかれ、密度の高い内容となったのではないかと思います。」
  • 「若手交流会のフライヤーと名刺をまじまじとご覧になり、『顔学会若手交流会,初めて聞きました。このようなイベントをいつもしているのですか?またきてほしいです』と述べてくださったかたがおられました。気軽に立ち寄っていただける若手交流会メンバーとのコラボワークショップ、続けることの大切さを教えていただきました.」

今回のワークショップにおいても、我々若手交流会がワークショップの実践で重要としている“「顔」を通したコミュニケーションのひとつの場“は達成できたのではないでしょうか。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!!

第10回定期交流会
機械学習を用いた肌画像分類

機械学習を用いた肌画像分類
講師:瀬尾昌孝 (立命館大学),武藤祐子(大阪樟蔭女子大学)
日時::2016年4月16日(土)
場所:東京大学 赤門総合研究棟 2階 A210教室

2016年4月16日(土),新緑が美しい東京大学本郷校舎において,第10回顔学会若手交流会が開催されました.参加人数は22名で過去最多を記録.今回も工学系,心理学系研究者の他,芸術系,主婦の方と,様々な分野の方々の参加がありました.
今回のテーマは「機械学習を用いた肌画像分類」.立命館大学の瀬尾昌孝さんを講師として迎え,顔画像解析の事例を紹介して頂きました.

講演は”機械学習”のしくみについての説明からスタート.機械学習とは,人間の学習能力と同様の機能をコンピュータで実現しようとする技術や手法のことで,この機械学習のしくみを活用したニューラルネットワーク(人間の脳の判断を模倣したモデル)を用いた,顔(肌)画像分類を扱った事例をご紹介頂きました. 具体的には,化粧パターンの異なる顔画像の分類情報として化粧変化,照明変化(自然光,寒色光,暖色光),表情変化を記録.学習させたコンピュータに実験1として素顔画像,化粧画像の分類をテストしたところ,正解率は85.75%でした.また,実験2として光沢のありなし画像の分類をテストしたところ 正解率は88.75%という高い正解率でした.※照明は自然光に限定

休憩後のワークショップでは,会場で撮影した2名の化粧画像に対する顔画像解析を行われましたが,結果は2例とも失敗...しかし,暗室で撮影したバージョンは成功したため,照明の依存性が大きいのではという声が多くあがりました.

その他,各種活動の報告として,富士美術館【顔・かお・カオ〜人物表現の魅力〜】有志見学活動,似顔絵で作る「鬼のお面」ワークショップの報告や,2016年の仲間での活動に向けて報告がありました.次回の交流会は8月頃を予定しています.まだまだ新規メンバーを募集しておりますので,是非,ご参加下さい.

近鉄百貨店「縁活」共催ワークショップ
似顔絵でつくる!節分の「鬼のお面」

似顔絵でつくる!節分の「鬼のお面」
実施者:武藤祐子
日時:2016年2月3日(水)
場所:近鉄百貨店本店・あべのハルカス:8階 街ステーション

今回のワークショップは、「似顔絵で作る「鬼のお面」ワークショップ」をテーマに行われました!
http://en-katsu.info/

今回の活動は、近鉄百貨店『縁活』の担当者様から若手交流会にオファーを頂き、

  1. 参加者が節分の日に鬼のお面を作り、使うことで伝統行事を再認識し、新しい発見をしてもらう。
  2. 自分や家族の似顔絵に角や牙を足して鬼のお面を作ることで、普段とは違うお面作りを提供する。
  3. 顔についての知識を日本顔学会若手交流会の方から教えてもらう。

といった要請を頂戴しました。そのため、これまでに若手交流会の活動としてワークショップを実施して第20回フォーラム2015で受賞もされた、中洲さんと福富さんにワークショップ実践のポイントを伝授頂き、内容を固めて行きました。
※日本顔学会若手交流会の活動の紹介として会場の一角を使用したポスター展示も行いました。

ワークショップ当日、講師から伝統行事である「節分の日」の由来や、顔の印象変化のいくつかの事例を紹介。 その後、顔型や顔に関連するパーツ(参考資料・「小河原智子の似顔絵入門―超カンタン「ポジション式」で、初めてでもらくらく描ける!楽しめる! (趣味入門)」主婦の友社 2012)を選んで頂きました。 パーツを福笑い式でレイアウトしてノリ付けで固定した後、清書および色付けを行い、耐久性を出すために作画した用紙をラミネート紙に挟み、ラミネーター機にセット。 参加者がラミネーターに興味を示していたため補助しながら一緒にパウチを行いました。 パウチした用紙を顔型に合せて切り抜き、耳の部分に穴あけパンチで穴をあけて輪ゴムを通したら「似顔(鬼)お面」の完成です!

参加された方々の中に、お母さんと二人で買い物に来ていて、お面の準備を忘れていたとのことからお父さんの顔のお面を作ることにした女の子がいました。 一番始めに「輪郭」を選ぶことにはあまり時間がかからなかったのですが、顔のパーツを選ぶときに少し考えた様子。 少しの沈黙があった後に、「お父さんの目のかたちどんなかな?」と、お母さんから携帯をもらい、画像フォルダーを探し始めました。 すると、お母さんは「お父さんの写真なんてないわよ?」と返答。 その言葉に女の子は「クリスマスに一枚だけ撮ったのがあったはず!」と、お父さんの写真を探し出しました。このことから、

  • 毎日、顔を合わせているはずの家族だとしても、顔の詳細は思い出しにくい。

    ※しかしながら輪郭は覚えている確率が高い?

  • スマホによる撮影が一般化した現代。しかし、お父さんはいつの時代でも写真を撮る係のために、写真が少ない。

ということを感じました。

今回のワークショップにおいても、ワークショップの実践で重要としている“「顔」を通したコミュニケーションのひとつの場“は達成できたのではないでしょうか。

お土産としてお持ち帰り頂いたお面を使って、いつもとは違った「豆まき」を楽しんで頂けると嬉しいです。

第9回定期交流会
ヘアカラーと第一印象

ヘアカラーと第一印象
講師:中川登紀子(ハリウッド大学院大学准教授)
日時:2015年10月18日(日)
場所:六本木ヒルズ・ハリウッドビューティプラザ10Fハリウッド大学院大学106

2015年10月18日(日)に、六本木ヒルズ・ハリウッドビューティプラザにあるハリウッド大学院大学にて、第9回若手交流会が開催され20名がご参加くださいました。
まず代表の中州俊信さん(株式会社東芝)より若手交流会の紹介がなされました。新応援団として東京電機大学武川直樹先生が決定したこと、若手交流会のフライヤーと名刺が完成したことの報告がありました。 今回のワークショップは中川登紀子さん(ハリウッド大学院大学准教授)が講師をつとめてくださり、テーマは「ヘアカラーと第一印象」です。

ヘアカラーの印象調査、プレゼンテーション、ワークショップの3部制で行いました。第1部は、平均顔に様々なヘアカラーやメイクアップを施した画像の第一印象を評価していただきました。ご協力頂いた方でご希望の方には後日結果をお送りさせていただきます。

第2部は、ヘアカラーが顔の第一印象に与える影響についてです。同じ顔でも、ヘアカラーが変わると印象が大きく変わってしまうことを経験された方は多いのではないかと思います。これは対比や同化、進出・後退などの色の錯視が大きくかかわっていると考えられます。実際に錯視が起こる例を提示していただきながら、ヘアカラーが肌色や顔の印象の見え方に与える影響について、お聞きしました。

第3部は、様々なヘアカラーのウィッグを用い、ワークショップを行いました。最初はウィッグを被ることをためらわれていたようですが、徐々に我こそはと被る方が増えて、最後はハロウィンの仮想大会のように。女性陣よりも男性陣が積極的だったのが印象的でした。

実際にどのように印象が変わるのかを体験して頂く以上にお楽しみの会のようになってしまいましたが、ヘアカラーを変えることの楽しさが伝わったのであれば幸いです。ほとんどの方がウィッグを被られて笑いの絶えないワークショップとなりました。

続く活動報告ではまず最初に、日本顔学会20周年記念イベントとして若手交流会が企画運営した名古屋市科学館での報告が、瀬尾昌孝さん(立命館大学)よりなされました。「顔学へようこそ」と題する共催パネル展示は、プラネタリウム横で8月9日から約2か月間展示されたようです。また8月23日のワークショップを担当した武藤祐子さん(大阪樟蔭女子大学)、牛山園子さん(フェイスストレッチング協会)、前島謙宣さん(株式会社オー・エル・エム・デジタル)、瀬尾昌孝さんより開催に至る準備の過程や当日の参加者の楽しそうな様子が話されました。

続いてはフォーラム顔学2015の報告で、ポスター会場で若手企画ポスターの発表、完成したフライヤーを会場でお披露目、顔の百科事典では3名もの若手交流会メンバーが記事を執筆したことが紹介されました。またフォーラム顔学副大会長賞を福富大介さん(会社員)と中州俊信さんが、フォーラム顔学大会長賞を瀬尾昌孝さんが受賞されたとのことで、それぞれの内容の発表がありました。フォーラムに参加出来なかったかたが大変喜んでおられました。

最後は3名の新規参加者から、顔といっても様々な分野のかたがいること、自分の研究分野以外のアプローチがあることを知りました、初参加で心配でしたが気楽な雰囲気で楽しかったなどの感想をお聞きして盛りだくさんな交流会が終了となりました。

フォーラム顔学2015
若手企画

フォーラム顔学2015 若手企画
日時:2015年9月12日,13日
場所:中京大学 名古屋キャンパス 1号館清明ホール

日本顔学会の学術大会「フォーラム顔学」にて、本交流会メンバーの有志による若手企画を実施しました。毎年恒例となりましたが、本交流会の活動を若手研究者や先生方にアピールするだけでなく、有益なコメントをいただく貴重な機会となっています。
今回は、ポスター会場と講演会場でそれぞれ以下を実施しました。

  • 1年間の活動紹介ポスター展示
  • 顔学会20周年記念イベントの紹介と次回定期交流会の案内

この1年間は特に有志活動の推進を目標に活動を進めてまいりましたが、運営委員を中心として、厚みのある有志活動ができてきました。

ポスター展示では、この1年で開催した2回の定期交流会と有志活動について紹介するとともに、メンバーで作成したフライヤーの紹介や応援団(スポンサー)の募集も行いました。
詳細は、以下の展示ポスターをご覧ください。展示ポスターはこちら

また、顔学会20周年を記念して名古屋市科学館様と企画させていただいたイベント(8/9〜10/4@名古屋市科学館)について、講演会場で紹介しました。このイベントは、科学館の一般来場者に対して顔学を紹介することを目的に始まった企画です。当初は研究紹介パネル展示のみの予定でしたが、科学館のニーズに合わせて体験型のデモやワークショップも企画させていただきました。詳細は、別途記載の活動報告「名古屋市科学館企画」をご覧ください。

以上、様々な活動を紹介させていただいた若手企画を通じて、多くの方々が若手交流会に興味をもってくださいました。特に感じたことは、昨年は「可能性」で評価してくださっていた先生方が、今年は「実績」で評価してくださったことです。多くの期待の声のみならず、資金面の支援など具体的な話も展開されました。老若男女幅広いメンバーが試行錯誤しながら進めてきたことが少しずつ形になっているのだなと感じた次第です。今後も引き続き、頑張ってまいります!

日本顔学会と名古屋市科学館様との共催企画ワークショップ
表情豊かに変身できる『フォトプロップス』を作ろう

実施者:武藤祐子、牛山園子
日時:2015年8月23日
場所:名古屋市科学館 生命館 地下2階 サイエンスホール ホワイエ

今回のワークショップは、「表情豊かに変身できる『フォトプロップス※』を作ろう」をテーマに行われました!※フォトプロップスとは、写真撮影のときに小型のお面のように使う小道具です。

http://www.ncsm.city.nagoya.jp/visit/attraction/event/2015/post_344.html

参加者の方に、講師による顔の印象変化のいくつかの事例を参考にして、眉や、ヒゲ、くちびるなどの顔に関連するパーツの中で、どんなフォトプロップスを作るか決めてもらいました。耐久性を出すために切り抜いたパーツをラミネート紙に挟み、ラミネーター機にセット。ラミネーターをかけている時間を使って、今回は若手交流会メンバー同士の融合活動として、フェイスストレッチングを併せて実施しました。表情筋のエクササイズとストローを用いた笑顔の練習で表情を豊かにしている間に、ラミネート作業が完了。パーツをストローに固定したら、プロップスの完成です!!


参加された方々の中には、上手にはさみを使ってくちびるの形に切り抜くお子さんの姿に感動をされているご両親や、ひげのパーツを付けたお父さんの姿に笑顔になるお子さん、フェイスストレッチングに関心をもって積極的にご質問くださった方がいらっしゃいました。また、若手交流会に関心をもっていただくきっかけともなり、ホームページをご覧になりたいとのお言葉を頂きました。

今回のワークショップは、顔の外側の印象が変わるフォトプロップス作成と、魅力的な笑顔をつくる内側からの顔の印象変化を目指しフェイスストレッチングの両方を体験していただくという若手交流会メンバーならではのワークショップを目的と実施致しましたが、参加頂いた方々の様子や感想からも、「顔」を通したコミュニケーションのひとつの場になったのではないでしょうか。


 

  お土産としてお持ち帰り頂いたフォトプロップスを使って、大切な人とたくさん記念写真を撮って頂けることを願っています!!

名古屋市科学館様共催
日本顔学会 創設20周年 記念イベント

日本顔学会の創設20周年を記念して、名古屋市科学館様共催の下、日本顔学会若手交流会が記念イベントの企画立案・運営を行いました。
イベントはパネル展示企画と、来場者参加型の体験企画を実施しました。

共催パネル展示 「顔学へようこそ」
期間:2015年8月9日(日)〜10月4日(日)
会場:名古屋市科学館理工館6階
内容:「顔学の概要紹介」および、「工学(情報)」、「医学」、「美容」、「芸術」の各学術分野における顔研究の事例紹介
【顔学の概要紹介】:「顔学への招待」
【工学(情報)】:「コンピュータによる顔認識・似顔絵自動作成」
【医学】:「コンピュータを使った顔面神経麻痺の診断」
【美容】:「化粧による印象変化」
【芸術】:「小説から見つけた笑顔-文字から画像に」

名古屋市科学館様名物の大きなプラネタリウムの入り口横に設置していただきました。

体験イベント企画
日時:2015年8月23日(日)
会場:名古屋市科学館 生命館 地下2階 サイエンスホール ホワイエ
内容:来場者参加型のワークショップとデモ2件の体験企画を実施
【ワークショップ:「記念写真が楽しくなる『フォトプロップス』を作ろう」-表情豊かに変身!!】
「顔のパーツよる印象変化」のレクチャーを踏まえて、顔の印象を変える小道具「フォトプロップス」作りのワークショップを開催しました。また、魅力的な笑顔をつくる「フェイスストレッチング」のワークショップも併せて行いました。フォトプロップスWSの詳細はこちらを参照ください。
【デモ:老け顔シミュレーション「あなたの10年後、20年後の顔をのぞいてみよう」】
その場で撮影した来場者の顔画像から本人の10年後、20年後の老け顔をシミュレートしました。作成した老け顔をその場で印刷して参加者にプレゼントしました。男性でも女性でも、子供の顔からでも簡単に老け顔をシミュレーションでき、すごくインパクトがありました。
技術提供: 早稲田大学 先進理工学部 応用物理学科 森島繁生研究室

【デモ:顔認識・自動美顔補正「写真シール機で使われている顔画像の補正を体験してみよう」】
コンピュータによる自動顔認識を体験してもらうとともに、普段はあまり見ることのできない美顔補正のBeforeからAfterへの変換を来場者本人の顔画像を使用して体験してもらいました。作成した顔画像をその場で印刷して参加者にプレゼントしました。顔研究の実例紹介として、コンピュータによる自動顔認識も見てもらい、こちらも好評でした。
技術提供: 立命館大学 情報理工学部 メディア情報学科 陳延偉研究室

第8回定期交流会
写真を通して顔とコミュニケーションの関係を考える

写真を通して顔とコミュニケーションの関係を考える
講師:福富大介
日時:2015年5月2日
場所:東京大学 本郷キャンパス

工学系、心理学系、美容実践系と続き、写真をテーマとしたワークショップを開催いたしましたので、その内容をご報告いたします。今回は初参加の7名や原島前会長を含む、20名にご参加いただきました。お住まいも関東圏にとどまらず、遠くは石川県や愛知県、大阪府、さらにはなんとフランス留学中の方もいらっしゃいました。この一点だけを見ても、本交流会の周知が進んでいることを実感いたします。

さて、今回はふたつのセッションを実施いたしました。ひとつ目は、ヒトや動物はどのような手段でコミュニケーションしているのかを再確認する、というものです。ヒトや動物がコミュニケーションしている写真を提示して、その手段をどのように分類できるかを参加者に当てていただくという内容です。
ヒトも動物も同じように使っているコミュニケーション手段として、視線(表情)や音声、タッチ、口づけ、行動が挙がり、ヒトに進化する過程で変化した手段として、耳やしっぽ、においが挙がりました。また、ヒトしか使っていないであろう手段としてはジェスチャと記号が挙がりました。これらの手段の多くは顔を通じてコミュニケーションを発信しますが、それ以外にも体全体を使っていることが再認識される一方で、受信に目を向けるとほとんどが顔を通じて行われているという点も確認することができました。

もうひとつのワークショップは、写真を通してどのように自分の印象や被写体の印象を伝えるか、というものです。写真に写る際、よく「まっすぐカメラを見て」「アゴを引いて」「笑顔で」と指示されますが、それに従うと自然な表情とはいえない写真になることが多いと思います。そこで,表情に頼らずにカメラの撮影位置や構図を工夫することによって、被写体の印象を引き出すことに挑戦いたしました。
具体的には、カメラの方向を上下左右にずらし、加えて被写体をフレームの左右に振ることによって、活発・友好的、威厳・理性的、優美・挑発的、努力・野心的といった印象を与えることができる、というものです。この内容を受け、2名1組となってお互いに被写体の印象を引き出す撮影を行いました。質疑応答でも撮影についての話題が多数出るなど、簡単な工夫でも印象を変えることができることを実感していただけたようです。

このほか、日本画像学会との交流報告や似顔絵ワークショップの報告、フォーラム顔学2015のご紹介、原島先生放送文化賞のお祝いに若手交流会応援団第1号の中原様ご紹介と、大変盛り沢山な会となりました。
最後になりますが、今回より若手交流会の運営体制が3増1減となり、人員が強化されました。これまで会の運営にご尽力いただきました山南さんには改めて感謝申し上げるとともに、私を含む新体制でも楽しい話題を提供し続けることができるよう、今後もまい進してまいります。どうぞご期待ください。

ドットDNPワークショップ
似顔絵のコツをお教えします

似顔絵のコツをお教えします
実施者:福富大介、中洲俊信
日時:2015年2月21日
場所:コミュニケーションプラザ ドットDNP イベントゾーン

若手交流会のアウトリーチ活動として、2015年2月に中洲と福富が市ヶ谷にあるドットDNPで「似顔絵のコツをお教えします」と題した似顔絵ワークショップを開催しました。これは、第一回交流会で実施した似顔絵ワークショップを親子向けに再編集したものです。
http://plaza.dnp/CGI/event/reservation/detail.cgi?seq=0000453

当日は15組28名の方々にご参加いただき、顔部品の配置を決めるための試行錯誤を楽しくする、福笑い形式の似顔絵体験をしていただきました。結果、親子ともに楽しんでいただきつつ、似顔絵にコツがあることを知っていただくことができました。アンケートでワークショップの評価をうかがったところ、全員から「満足」「とても満足」と回答していただくことができました。
この成果を受けて、2015年9月に開催された日本顔学会の学術大会(フォーラム顔学2015)にて、「ワークショップ手法を用いた似顔絵コミュニケーション」と題した口頭発表を行いました。学会会場からは「コミュニケーションの促進につながる点」など、好意的な感想を多数頂戴し、優れた発表に贈られる「20周年記念副大会長賞」を受賞することができました。
http://www.jface.jp/forum2015/
関係者にはこの場を借りて感謝申し上げるとともに、沢山いただいたご期待にお応えできるよう、頑張りたいと思います。今後もアウトリーチ活動を継続したいと考えておりますので、ご一緒していただける方がいらっしゃいましたら若手交流会事務局までご連絡ください。
なお、本ワークショップと学会発表の様子は、日本似顔絵師協会のホームページでも紹介していただきました。
http://nigaoe.or.jp/oshirase/160210_kaogakukai/
こちらも是非ご覧ください。(福富)

第7回定期交流会
“化粧による印象変化”を体感する - Before化粧 vs. After化粧 -

“化粧による印象変化”を体感する - Before化粧 vs. After化粧 -
講師:瀬尾香代子 / 塚本陽子
日時:2015年1月10日
場所:東京大学 本郷キャンパス

2015年1月10日新年の訪れと共に、東京大学本郷校舎にて、第7回顔学会若手交流会が開催されました。
今回のテーマは、「化粧による印象変化を体感する。Before化粧Vs.After化粧」。工学、心理学系に続く、美容実践系のワークショップです。日頃、化粧との関係が薄い研究者の方々を中心に、化粧を体感、ジブンゴトとして捉えて頂くこと、今後の研究に活かして頂くこと、異業種間の交流を深めることを目的に企画されました。

出席者は21名。2歳の最年少研究者を始め、工学系、心理学系研究者の他、芸術系の方々が参加されました。 第6回ワークショップでイケメンの講義をされた高橋翠さんをモデルに、サロン経営 瀬尾香代子さんがプロの腕を披露、アシスタント 若手交流会 牛山園子さん、MCおよび解説に塚本陽子のチーム編成です。
曲線が多く柔和で可愛らしい印象の翠さんですが、講師という職業柄、学生にナメラレナイ印象にしたい。先生として威厳のある佇まいにしたいとの希望が寄せられました。モテキャピ印象からの脱却!です。
化粧を10のプロセスに分解、それぞれの目的、効果、手段を順を追って実演、説明していきます。下地、ハイライト、ファンデーション、パウダー、アイライン、眉、チーク、アイカラー、リップカラー、マスカラ…女性にとっての日常行為は、男性研究者にとっては未知の世界。何故必要なのか?これがあるとどうなるのか等々、翠さんの印象変化で化粧の目的や効果を、視覚的に、理論的に理解頂けた様です。

翠さんの整った顔立ちは、可愛らしい印象から、どこか大人びた清潔感のある凛々しい女性に変身し、ご本人は勿論、会場の方々もその変化に驚いていました。
質疑応答では、化粧を男性に応用するには? 経年変化(Aging)と化粧の関係は?今後の研究に活かしたい。等々前向きな質問や意見が寄せられ、研究者目線で化粧への興味を深めて頂けた様です。
ワークショップは、「パック」体験で締めくくられました。瀬尾さん特製パックを参加者全員で塗布、5分経過後の肌質の変化を体感しました。パックのアンケートを行い、若手交流会オリジナルパックに反映される日も近いかもしれません。

その他、若手交流会の野望、展開、顔学会20周年に向けた今後の活動などなどを代表の中洲さんが熱く熱く語って下さいました。
2015年、顔学会の活動は勿論、我々若手交流会の活動にもご期待下さい。

フォーラム顔学2014
若手企画シンポジウム

若手企画シンポジウム
日時:2014年10月25日,26日
場所昭和大学 旗の台キャンパス 4号館

日本顔学会の学術大会「フォーラム顔学」での若手企画も,若手交流会が主催となって2回目.
2014年は東京開催ということもあり,多くの若手メンバーが集まりました.
前回は講演形式でしたが,今回は目的に応じて三種類の企画に挑戦!

・講演会場での講演:多くの方に活動を知ってもらいたい!
・デモ会場でのポスター展示&デモ:一人一人と意見交換したい!
・懇親会での企画:お酒を囲んで夢や可能性を語りたい!

「若手企画シンポジウム2014〜新顔学への挑戦〜」と題した50分の講演では,9名の若手メンバーで1年間の活動報告をしました.
若手交流会のビジョンとこの1年で開催した3回の定期交流会の紹介のほか,新たに設置した運営委員会&ホームページの説明や対外発表・広報関連の紹介,次回定期交流会の案内もしました.
最後に,前回掲げた目標の達成状況を振り返り,次の1年の目標と進め方を示しました.このような充実した取り組みは,若手だけでなく年配の方々にも刺激になったようです.

デモ会場では,若手交流会の紹介のポスター発表と,前回受賞した輿水賞の展示をしました.
参加者と直接意見交換ができたことで,反響の多さをリアルに感じることができました.
さらに,第5回定期交流会で実施した平均顔作成デモも実演し,参加者も楽しみながら顔合成技術を体感できるよう工夫しました.

懇親会企画では,懇親会の余興として,以前のブレインストーミングで挙がった将来の夢や野望を紹介しました.
「教育分野への参入」「第一人者に会ってオーラを体感したい」「スポンサーをつけたい」など,とりあえず言ってみたところ,実際にスポンサーの打診が!
夢は遠慮なく言っておくものだと感じました(笑).

第6回定期交流会
“イケメン”の謎に迫る−男性顔の魅力をめぐる進化・文化−

“イケメン”の謎に迫る−男性顔の魅力をめぐる進化・文化−
講師:東京大学 高橋翠
日時:2014年8月30日
場所:東京大学 本郷キャンパス

2012年から開催している日本顔学会公認サークルの「若手交流会」は,第6回目の開催となりました.

第一部では,過去5回の交流会とフォーラム顔学2013を振り返り,若手交流会参加資格になっている「自己紹介シート」を用いて自己紹介がおこなわれました.
20名の参加者のうち8名が新規のメンバーで,北海道や関西からも足を運んでくださいました.

第二部は,交流会メンバーが持ち回りで講師を担当するセミナーです.
今回は,高橋翠さんによる「“イケメン”の謎に迫る 〜男性顔の魅力をめぐる進化と文化〜」と題する講演でした.
イケメンの定義やルーツから話が始まります.そして,なぜある顔に魅力を感じる心が備わってきたのか,魅力的な顔を見ている時と魅力的でない顔を見ている時の脳の活動の違いを提示していただき,イケメンの条件へと話はすすんでいきます.
それは平均性,シンメトリー性,きれいな肌,笑顔でした.但し笑顔については,イケメンがするから更にイケメン度が高まる可能性があるそうです.
最後の質問コーナーに至るまで大いに盛り上がりました.

第三部では,初めに「日本学術会議公開シンポジウム」でのポスター発表の報告がなされました.こちらはニューズレター55号のTopicで紹介されています.
続いて,若手交流会ホームページの構成について議論し,完成にむけて参加者からの質問や提案がなされました.
最後にフォーラム顔学2014での若手企画で,初日のシンポジウム以外にも活動する提案がなされ,フォーラムに焦点をあわせて交流会を締めくくりました.

続く懇親会は,若手が大好きなカレーを食べながらの「顔」談議になり,HOTな意見交換が行われました!
顔学の発展を目指して一緒に活動してくださる新規メンバーを心よりお待ちしています.
※本ワークショップの資料の一部は活動報告「フォーラム顔学2014若手企画」で紹介した資料に含めました.ご参照下さい.

日本学術会議公開シンポジウム
学際交流ポスター発表会

ポスター発表
発表者:武藤祐子(大阪樟蔭女子大学),瀬尾昌孝(関西学院大学)
日時:2014年7月26日
場所:大阪大学 中之島センター
発表ポスター

若手交流会の活動を日本学術会議シンポジウムでポスター発表しました.8組が学際交流ポスター発表会に参加し,日本顔学会若手交流会の発表に対しては
・学際の幅広さが他にない.発想から開発まで全部できそう.
・専門が違うメンバーが一つのテーマについて話せるのが良い.
・共同研究パートナーが見つかりそう.
といったポジティブなコメントを頂きました.

日本学術会議公開シンポジウムの詳細に関しては下記リンクを御覧ください
http://www.youngacademy-japan.org/network/201407

第5回定期交流会
最先端顔合成手法のご紹介と平均顔作成ワークショップ

最先端顔合成手法のご紹介と平均顔作成ワークショップ
講師:前島謙宣(株式会社オー・エル・エム・デジタル)
日時:2014年4月13日
場所:早稲田大学 西早稲田キャンパス

今回の定期交流会は,新規メンバー4名を含む15名が参加しました.まずは,代表の中洲俊信さん(東芝)から若手交流会の趣旨と近況について説明があった後,参加者全員が自己紹介シートを使って自己紹介をしました.

続いて,交流会メンバーの前島謙宣さん(早稲田大学 現在,株式会社オー・エル・エム・デジタル)を講師として,「最先端顔合成手法のご紹介と平均顔作成ワークショップ」と題する講演とワークショップがありました.


コンピュータグラフィックス業界において最高峰の国際会議とされるSIGGRAPHで過去に発表された顔アニメーション技術について,技術の変遷と最先端の技術についてそのいくつかを紹介いただきました.また,顔学×工学と言えば平均顔ということで,若手交流会向けに開発した平均顔自動生成プログラムを使って,その場で参加者の平均顔を作成するワークショップを実施しました.スマートフォンで順番に1人ずつ自分撮りをしていくと,瞬時に平均顔が合成され,前方のスクリーンに映し出されます.リアルタイムでの平均顔変化を楽しみながら,最後に全員の平均顔が完成したときには大きな歓声と拍手が沸き起こりました.

最後に,運営委員の牛山園子さん(フェイスストレッチング協会)より,「仲間での活動に向けて」と題した異分野連携を目指す構想の提案がなされました.
その後のステーキハウスで行われた懇親会では,若手らしく(!?)ステーキやハンバーグを囲んで交流を深めました.

発表資料は以下をご覧ください.

第4回定期交流会
心理学における顔の測り方 〜SD法を中心に〜

心理学における顔の測り方 〜SD法を中心に〜
講師:金沢工業大学 渡邊伸行
日時:2013年12月15日
場所:シティタワー大崎

今回の定期交流会では,新規に加わったメンバー6名を含め,15名が参加しました.

交流会は二部構成で,第一部は交流会オリジナルの自己紹介資料を使った自己紹介から始まりました.その後,輿水賞をいただいたフォーラム顔学2013の若手企画の振り返り,昨今の顔学の問題などを中心に話合いが進みました.

第二部は,毎回交流会メンバーが持ち回りで講師を担当しているセミナーを開催.今回は金沢工業大学の渡邊さんに,顔の印象や魅力といった人の心を定量化して統計分析する心理学の手法としてセマンティック・ディファレンシャル法 (SD法)をレクチャーいただきました.これまで日本顔学会誌に掲載されたSD法の論文で使用された形容詞対のリストの紹介に加え,実際にSD法を利用した例として,ビジュアル系バンドのメイクの印象評価や“萌え”の測定などを解りやすく紹介していただき,他分野のメンバーも心理学分野の情報を学ぶことができました.

毎回,会が盛り上がり,交流会の時間がオーバーしてしまうのですが,今回も場所を変えてさらに交流を深めることに. 第4回定期交流会も有意義な交流を行い,無事に終了することができました.

フォーラム顔学2013
若手企画シンポジウム

若手企画シンポジウム
日時:2013年11月10日
場所:東北大学

若手交流会が主催となり,日本顔学会の学術大会であるフォーラム顔学2013にて,若手企画シンポジウム「“美”顔学〜多分野から観た顔の美」を開催しました.交流会の周知および若手の可能性を示すことを目的とした2時間の企画です.第1部は若手交流会発足後1年間の活動報告を,第2部は若手メンバー9名による「顔の美」についてのパネル討論を行いました.

第1部の活動報告では,若手交流会のビジョンを示し,これまで開催してきた3回の定期交流会について紹介しました.特に,第2回定期交流会で実施したフェイスストレッチングワークショップは客席の聴講者にも体験してもらい,客席にも交流会の疑似体験ができるよう工夫しました.最後に,次の1年間の目標も示しました.

第2部のパネル討論では,工学,心理学,美容の分野の若手メンバーが登壇し,顔の美について各分野の知見をもとに議論しました.

なお,本企画に対して日本顔学会会長の輿水先生より発表賞が授与されました.受賞理由としては,発表の構成がよくまとまっていたことと,パネル討論で若手が集まっている姿を見て,顔学会が発足した当初のわくわくした気持ちを思い出させてくれたことを挙げていただきました.

第1部の発表資料(公開用に一部修正),および,発表の様子は以下をご覧ください.

第3回定期交流会
美容医療,顔の美に関する議論

美容医療,顔の美に関する議論
講師:井上準子(きぬがさクリニック)
日時:2013年9月28日
場所:金魚Cafe@代々木

第3回目の定期交流会のワークショップは,美容医療に携わっている井上準子さんに参加者が美容医療に関する質問をいくつも投げかけ,その都度答えをいただくという質疑応答形式で展開された.
近年の美容医療における技術の進歩は目を見張るものがあり,また病気やけが以外の目的で美容医療を受けることがもはや珍しいものではなくなっている.それでも,美容医療が自分事というほど近しいものではない,そういった微妙な立場にある参加者には日ごろ感じている素朴な疑問を解決できるだけでなく,美容医療に対する知識不足や偏見を解消できるよい機会になったと言える.
その後,若手交流会の成長戦略の版図を描くためのディスカッションを行った.具体的には,若手交流会を開催する中で見つかった課題と,会を継続的に実施していくための施策について協議した.

第2回定期交流会
フェイスストレッチングで毎日笑顔ワークショップ

フェイスストレッチングで毎日笑顔ワークショップ
講師:牛山園子(フェスストレッチング協会)
日時:2013年6月16日 10:00〜12:00
場所:ルノアール@高田馬場

第2回定期交流会は「フェイスストレッチングで毎日笑顔」と題するワークショップがおこなわれ、7名が参加しました。講師は牛山園子さん(フェイスストレッチング協会)です。

フェイスストレッチングは、顔の皮膚の下にある表情筋を理論に沿って正しく動かすエクササイズです。咀嚼力向上、しわやたるみの予防や改善、表情を豊かにするなどの健康・美容・コミュニケーションの面に役立つと近年注目されています。
まず、隣の人とスマートフォンで、真顔と笑顔の写真を2枚撮りあいます。

エクササイズ後や定期的に撮影して比較する事で効果を確認できます。
表情筋を動かす際のポイントはこちらです。

・リラックスすること
・ひとつひとつの動作をゆっくりおこなうこと
・動かしている筋肉を意識すること
・鏡をみて丁寧に確実に動かすこと

普段何気なくしている笑顔ですが、それは小頬骨筋の働きに比例しています。
まずはこのエクササイズをマスターしたいところですが、いざ挑戦するとなかなか思うように顔が動きません。片側で笑顔を作るイメージでおこなう事がコツと教えてもらい、スムーズに動かせるようになりました。
その後、ホワイトボードの筋肉図と講師の顔見本を確認しながら、前頭筋・後頭筋、上眼瞼挙筋、咬筋、広頸筋の各エクササイズへと進んでいきました。

5種類のエクササイズが終了する頃には、かなり顔があたたかくなってきました。
今回の体験でいかに自らの表情筋が凝り固まっていたかに気づかされました。工学や心理学などの研究分野とは異なるアプローチのワークショップで、表情筋の状態が表面の容貌に非常に大きな影響を与えていることや、表情筋の機能低下が日常生活上の問題に深く関わっている事を理解する時間となりました。

実施されたアンケートでは「体だけでなく顔もエクササイズできることが新鮮でした」「口角があがっているように感じました」「楽しくて続けたくなりました」「顔の筋肉が他の様々な筋肉と連動していることを実感しました」「顔に対する意識が高まりました」等の声が寄せられ、フェイスストレッチングが身体的にも心理的にも自然で魅力的な笑顔作りにつながることを知る良い機会となりました。
その後、スペシャルトークのコーナーでは上田彩子さん(理化学研究所)と井上準子さん(きぬがさクリニック)から、お二人がそれぞれ担当された雑誌のコラムについての詳しいお話をしてくださいました。

そして「フォーラム顔学2013若手企画シンポジウム」の発表内容や、今後の若手交流会の開催内容についてのディスカッションがなされました。

最後に、本日のワークショップの効果を生かしてそれぞれ自分らしい笑顔で記念写真撮影をして終了となりました。

※フェイスストレッチングワークショップは、「フォーラム顔学2013若手企画シンポジウム」で、客席の聴講者に疑似体験をしていただき好評を頂きました。その様子も当サイトの「活動報告」よりご参照ください。

第1回定期交流会
似顔絵作成ワークショップ

似顔絵作成ワークショップ
講師:中洲俊信(株式会社東芝),武藤祐子(山野美容芸術短期大学)
日時:2012年11月24日(土)13:00-16:30
場所:山野美容専門学校 6階606教室

顔学に興味のある若手のネットワークを作ることと,交流を通じて顔学の将来像を考えていくことを目的としてスタートした若手交流会.記念すべき第1回は,工学,心理学,美容などの顔研究者だけでなく,趣味や仕事で顔を扱っている人など様々な分野から19名の(自称)若手が集まりました.場所は代々木にある山野美容専門学校で,ヘアメイク練習用のマネキンが教室の所々に置いてあったりと,遊び心満載の場所でした.

まずは,発起人の一人である中洲さんによる若手交流会の趣旨説明の後,参加者全員が自己紹介シートを使って自己紹介をしました.
続いて,若手の活動事例として,今年の日本顔学会の学術大会で行われた若手企画について,上田彩子さん(理科学研究所),渡邊伸行さん(金沢工業大),前島謙宣さん(早稲田大)から紹介があり,現状の課題や今後の進め方について議論を行いました.
最後に,株式会社星の子プロダクションでプロの似顔絵アーティストとしても活躍されていた中洲さん,カリカチュアジャパン株式会社のプロ養成コース修了の武藤さんによるワークショップ「似顔絵を描こう」が行われました.似顔絵の描き方のレクチャー,似顔絵トレース体験,印象取得体験などを通じて,実際に似顔絵ができあがる過程を参加者に体験していただきました.
似顔絵を描く際に重要な4つのポイントは,まずその人物に関心をもつこと,その人物を理解すること,そしてイメージすること,最後に表現することと,と講師の武藤さん.似顔絵のモデルには,日本顔学会理事の原島博先生にご協力いただき,はじめに写真の原島先生から,次に実物のご本人から,できる限りたくさんの印象を書き出す個人ワークからスタートしました.その後,各自が感じたモデルさんの印象について白熱したディスカッションが繰り広げられました.同じ顔・人物を見ていても,人によって印象の捉え方が違うという,顔の面白さを再確認!

次は,用意されたモデルさん(原島先生)の線画にトレーシングペーパーを重ねてなぞる,というワーク.ただなぞるだけならみんな同じでしょ!と思いきや,いやいや,その仕上がりは驚くほど人によって違っていました.なぞる,線を描く,その一つ一つから表現がスタートしているのだと感じました.

最後に行われた中洲さんのデモンストレーションは,なぞった線画の一部を修正することで,個人ワークで抽出したモデルさんの印象を,似顔絵として表現していくというもの.中洲さんいわく,「似顔絵を描くプロセスは顔の認知や表現など,顔研究者にとって必要な技術が総合的に含まれています」とのこと.ここでも,デモンストレーションを通じて,似顔絵の奥深さを体感しました.
普段はあまり絵を描かない研究者の方々もたくさんいらっしゃいましたが,実際に手を動かしたりモデルさんと対話したりすることで,教室の雰囲気も楽しく和やかになり,70分のワークショップがあっという間に過ぎました.その後の懇親会では,特別に原島先生のお仕事場“はらっぱ”をお貸しいただき,分野の違う若手メンバーの間で,まさに枠組みを越えたざっくばらんな意見交換が行われました.

この成果を受けて、2016年11月に開催された日本顔学会の学術大会(フォーラム顔学2016)にて、「絵心のいらない似顔絵作成ワークショップ」(口頭発表O2-2)と題した発表を行いました。学会会場からの質問も多く、興味をもっていただけました。

なお,本ワークショップは,日本似顔絵師協会のホームページでも紹介されました!記事はこちら

※似顔絵作成ワークショップの資料は,活動報告「フォーラム顔学2013若手企画」で紹介した資料に含めました.ご参照ください.

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